広島平和記念館での体験

Hiroshima Survivor Speech

約一ヶ月前、WCIメンバーは長崎の原爆資料館を訪れて被爆者である吉田勝二さんの語りを聞きました。皆にとってもこの経験は心が動かされるもので あり、とても意味のあるものでした。今回は広島の原爆資料館で、8月6日に落とされた原爆の被爆者である新宅勝文さんが彼の体験と思いを語ってくれまし た。 第二次世界大戦が終わって60年以上が過ぎた現在、広島に落とされた原爆の爆心地に立ってみると、歴史はとても身近に感じ、同時にとても遠いものに 感じました。周囲を見渡してみると、夏の暑い日差しに照らされている広島があるだけで、原爆で完全に破壊された都市なんて想像もつきませんでした。記念碑 を囲んでいるたくさんの色鮮やかな折鶴は、この恐ろしい悲劇を忘れてはならないことを物語っていました。

新宅さんの体験が語られる中、私達は原爆投下直後の恐ろしい情景を鮮明に思い浮かべました。小さな子供が親の名前を泣きながら叫ぶ光景が頭に浮かび、当時 被害を受けた市民が目の辺りにしたどうしようもない無力感を感じ、私達は涙を流しました。長崎原爆資料館で吉田さんが言ったことを思い出しました。
「平和への一歩は人が他人の痛みを理解することから始まる。」

このような体験談を聞くことで、そして聞いた人々は平和がいかに大切かということに気づくだろうと思いました。そして、こんな悲劇をもう二度と繰り返さないようにそれぞれの人が努力するだろうと信じています。

(Zuxin Hou, China)

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