上田市でのテーマ:食と社会


七月一日は頭と体の両方にとって素晴らしい日となりました。午前中には試食用の新鮮なトマト、キュウリ、そしてサクランボを持ち得た地元の農家が上田市の「あさつゆ」という農産物直売加工センターについて話をしてくれました。野菜や果実の味は案外土の種類に左右されるようです。

彼は日本語で喋っていましたが、職業に対しての熱意は安易に感じ取ることができました。彼の使命は農家と消費者の両方に有機栽培された自然な農作物を実行可能なものにするということです。殺虫剤等の科学物に汚染されることなく育った作物の利点は否定できないものの、大抵は他の物に比べて値段が断然高くなってしまいます。出費を減らす為にと上田市にこんな直売センターが築かれたのです。毎日、二百軒以上の農家が採りたての産物を売ることが出来ます。大勢の売り手がいることで商品の値段も自然と下がります。競争は激しくても、更に多くの消費者がいるので農産も賢明な職となります。

実際の見学は更に味覚を堪能してくれました。鮮やかなエプロンと手ぬぐいを頭に巻き、World Campus Japanの参加者はおやきの作り方を習いました。あんこのと野沢菜との二種類を作りましたがどちらもたまらなくおいしいものとなりました。あさつゆの厨房では毎日おやきが蒸され、包装され、店頭に並べられます。このように、有機物だけではなく出来立てのパン、クッキー、そしておやき等も売られているのです。

信頼できる食糧無しでは社会は存在できません。しかし近年そんな食物が全く足りていないのです。意識的に体と地球に優しい食物を求める動きがあります。上田市ではそんな自然な食べ物への要望が農産物直売センターで満たされていることを学びました。

(アメリカ出身ユング・グァング)

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