第一セッション − オリエンテーション



数々の地域活動に参加し、様々な地域の名所見物もしましたが、ツアー始めの二週間の焦点の一つはオリエンテーションでした。オリエンテーションやトレーニングなんて面白くないように思われるかもしれませんが、これだけ国際的なグループがこの多様なプログラムを成功させるのには欠かすことはできません。第一セッションの参加者とスタッフはブラジル、アメリカ合衆国、インドネシア、ウズベキスタン、カナダ、韓国、ケニヤ、中国、デンマーク、日本、ノルウェー、フィンランド、そしてメキシコからやって来ているのですから。

基本的なガイドラインやルール等の発表以外にも、スタッフは参加者がワールドキャンパスでの日常の流れに速やかに適応するよう上手く援助してくれました。一日の始まりは参加者が日替わりで発表する「こんな時に日本にいるって分かる」です。しかしながら、その短い一時だけでは私が幾度も体験した不思議に食欲をそそる食事、温められたトイレの便座、眉毛の完璧に整った男性との出会い等はまとめられないと思います。もちろん「私のストーリー」無しでは一日が完成しません。無作為に選ばれたメンバーに自分のライフストーリーを十分程で語る機会が与えられます。

生涯で一番恥ずかしかった体験等、あらゆる話を聞き、語る事でお互いを少しずつ知り合い、友情を築き上げて行きます。

最初の一週間程は毎日一時間の日本語の授業を受けました。私達の素晴らしいヒロミ先生が辛抱強く基本的なサバイバル用日本語を教えてくれました。難しいと同時に楽しく、実用的でした。実際、日本人の誰もが外国人の私たちが日本語を一言でも口にすると仰天していました。

日本での滞在中は各地のホストファミリーにお世話になっています。彼らは食と住を提供してくれるだけではなく私達を家族の一員として迎えてくれます。そんなホスト、そして地域の人々への感謝の気持ちを表す為、私たちは歌や踊り満載の「ありがとうイベント」を開催します。このイベントは参加者達がそれぞれの文化の歌や踊り等様々な方法でお客様をもてなすカルチュアル・プレゼンテーションを含むいくつかの部分で成り立っています。リハーサルでお互いのパフォーマンスを幾度も見る事で、私達は更に仲良くなり、そして一つ一つの文化について学ぶ事が出来ましす。イベントでは、それに加え二つの英語の曲、そして日本の名曲のメドレーも歌います。

もちろん、イベントの概要を初めて説明された当初は皆少しは圧倒されました。にも関わらず、始めの二週間中の練習を終えての上田市で初めてイベントは成功し、お客樣方からも大変良い反響をいただきました。私のホストシスターのカズエちゃんは、私達のSMAPが一番面白かったとはしゃいでいました。デンマークからの参加者である友人のハ・リリーは「皆と一緒にいて、地元の皆様に披露するのはとても楽しかった」と、フィンランド人のペルトラ・イルッカは「素人にしては上出来だ」と言っていました。皆もそれに賛成するだろうと思います。

どんなオリエンテーションも簡単ではありませし大変な時もありますが、その価値は間違いなくあります 😉

(アメリカ出身、アルファノ・ジャッキー)

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